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異端児オセラーの自由気まま日記
定石は知らない。 理論も知らない。 それでも打つ。 打ち続ける。
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品川グランドチャンピオンシップ
品川グランドチャンピオンシップ2007に参戦してきました。



今年に関しては自分の部門の参加表明者がなんと4人もいるということで、もう楽しみでしたね。



ここまでくれば誰に要注意とかなく、全員が恐ろしい存在です。



一番怖いのはO澤くんが不戦勝をひくことで、最悪の場合、彼と4局しなければ優勝できないということでした。



そのためには残り3人のプレイヤーが5枚中3枚の不戦勝カードをひくことです。



1人目→不戦勝をひいてくれました!



2人目→不戦勝をひいてくれました!



3人目が僕ですね。3枚中1枚しか不戦勝カードはありません。



おそるおそる引いてみると不戦勝でした!



これで2枠の効果はなくなり、全員同じ条件でのトーナメントになりました。



その確率はなんと0.6×0.5×0,333....×100(%)=なんと10%です。



そして僕の準決勝の相手はびじゃくさんでした。



5月に初優勝を献上した責任はここで晴らすしかないということです。






☆準決勝1回戦 黒持ち


先日、無敗伝説が崩壊していまい封印しようかとおもっていた飛び出し定石でいきました。


序盤で未知の展開になるものの、慎重に打ち進めて52-12で勝ちました。






2回戦で13石以上残せばこちらの勝ちです。



☆準決勝2回戦  白持ち



今度は得意定石にひとひねりを加えて打ってきました。


またまた序盤から未知の展開になったので、詰まれないようにだけは心がけながら慎重に打ち進め、終盤もこれでもかというくらい慎重すぎるうち回しで34-30で接戦のまま逃げ切りました。






そして決勝はO澤くんでした。



ここからは盤面つきで振り返ります。




☆決勝第1試合 白持ち



絶対にうさぎ定石でくると判断してました。



今回のために、うさぎ定石への対応だけは完全に用意してました。



さぁ。うさぎ定石で来いと待ち構えてましたが、うさぎ定石には万全の対策がされていることを察知したのか、虎定石ではじまりました。




\ABCDEFGH
1++++++++
2++++++++
3++++○+++
4++●●●●++
5++○●●●++
6++++◆◆○+
7+++++★++
8++++++++




ここで手を止めました。



絶対に何かがある!



一応O澤くんとは合計4試合する可能性があったので、2つ用意してました。



FJTに今回はしようかと思いましたが、ここぞというときに逃げている気がしたので、いつも通り問題なく打ちました。



何かトラップがあるならトラップを作ってみろ!!



絶対定石の酉ストレート!!



\ABCDEFGH
1++++++++
2++++++++
3++++○○++
4++●●●○++
5++○◇◇◇◇☆
6+++○●●○+
7++++●●++
8++++++++




O澤「一応・・・・・・・・対策は作ってました。」



え・・・・・orz



(数十手後・・・)





\ABCDEFGH
1+++++○++
2+++++○++
3○○+○○○●+
4○●●○●○●●
5○○○●●○●●
6+○○●◇○●●
7++○◇●○++
8++☆◇○○○+


黒番





ここでa6→a7→g2で詰みというのが露骨にみえました。



よってa6とつけられたらh3ととるしかありません。その間にc3と入られると、h7なんて置いたら右下死亡系なのでa7ととるしかなく・・・ もう死のカウントダウンがいろいろ頭をよぎってます。



しかもこの時点で相手の残り時間15分、こちらの残り時間6分程度。



ここで長考してきました。



僕はせめて25石は残さないと、と既に石を残すことだけを考えてました。



そして奇跡的にa6には打ってきませんでした。



そして一見悪くないc3に打ってきました。




\ABCDEFGH
1+++++○++
2+++++○++
3○○★◆◆◆●+
4○●●◆●○●●
5○○○●●○●●
6+○○●○○●●
7++○○●○++
8++○○○○○+



白番




考えるのはお前の仕事だ!の典型的な打ち回しですね。



この筋の弱点は、この一見どこにも打ちたくないように見える局面に実は抜け道がある可能性があるということです。



そしてこれまでの-15に及ぶ最悪形勢を一気に互角に戻す、最強の粘りが発動しました。



c2→d2→d1!



\ABCDEFGH
1+++☆+○++
2++○◇+○++
3○○●◇●●●+
4○●○◇○○●●
5○○○◇●○●●
6+○○◇○○●●
7++○○●○++
8++○○○○○+



しかしながら残り時間13分、こちらは3分。



状況としては依然不利なままです。



そして互角のまま終盤へ突入・・・



\ABCDEFGH
1+++○●○☆●
2++○○○◇◇●
3○○●○○●○●
4○●○○●○●●
5○●○●●○●●
6+●●○○○●●
7+●●●●○++
8++○○○○○+



黒番




ここで最後の大長考。最善はb2とg7(両方分け)



またまた考えるのはお前の仕事だ!!と言わんばかりにb2に打ってきました。



僕は仕事と言われても、考える時間がないので(1分半) さきほどの盤面で黒g7に打たれるのが嫌だったということから自分でg7を埋めました(+0→ー4)



しかし、g7→h8→h7→b8と自然に打ってる間に再び形勢はー4→+0に戻ってました。




\ABCDEFGH
1+++○●○○●
2+●●●●●●●
3○●●○○●○●
4○●○○●○○●
5○●○●●○○●
6+●●○○●○●
7+●●●●○○○
8+★◆◆◆◆◆●



白番




取れそうにみえて上辺をとれるわけでもなし、2列をぶち抜けるわけでもなし。



どう見ても足りませんが、分け手順はあったようです。



残り1分では打てませんでした。



いや、残り5分、10分あったとしても、この流れの中では打てていなかったでしょう。



実戦はa2→c1→a6→a7→a8→パス→a1→a2で30-34の4石負けでした。



最善進行は、a6→c1→a7!!→a8→a1→b1→a2で分けということです。



むしろa7を打たせてホワイトラインの石をいじってa1で稼ぐことがキーだと判断してたので、最初から自分がa7に打つという発想は捨て去られていました。





しかしながら20石を切って負けてもおかしくない状況で、30石のこせたということが大きかったです。



1試合目で負けたとはいえ、次6石差以上で勝てば、僕の逆転優勝なわけだから、気持ちはとても前向きでした。



問題の死亡局面で、勝ちをより確実にして石差のアドバンテージを大きくとれなかったことが、彼にとってはたぶん精神面でマイナスに作用するはずだ。



☆決勝2試合目 黒持ち



\ABCDEFGH
1++++++++
2++++++++
3++●○++++
4+☆◇◇◇○++
5+++○●●++
6+++○+●++
7++++++++
8++++++++




今度は相手も過去の対局と同じ手順で打ってきました。



そして僕は今回のために、最善進行に相当する進行を何通りか知っていました。



そしてそのどれもが黒2石勝ちか4石勝ち程度のはずです。



1試合目なら素直についていったかもしれません。



ノータイムで30手目くらいまで進んで、しかもやや黒がやや優勢程度の盤面、相手が白なので終盤で大きく石損する可能性は低い。



僅差で勝つことはあっても、40-24のような大差で勝つ可能性があまり高くないのではないかと考えた。



そう考えると、自分が全く知らない進行であったとしても、序盤で完全にしかけるしかありませんでした。



勝負手のg3を打ちました。



\ABCDEFGH
1++++++++
2++++++++
3++●○++★+
4+○○○○◆++
5+++○●●++
6+++○+●++
7++++++++
8++++++++



グラチャン準決勝、休憩時間の練習時間と冴えに冴えていた中盤が、この決勝では2試合連続で全くといっていいほどダメでした。


そして要所においてO澤くんの打ちまわしは素晴らしかった。



防戦一方の状態が続き、ギリギリ首の皮一枚つながってるかつながってないかという状態でしたが、得意の粘りで形勢は互角に根性で戻しました。



\ABCDEFGH
1+●●●●●++
2++●○●●+○
3○○○●●●○○
4+○●●●○●○
5+◆○●○●○○
6★●○○●○○○
7++○●●●++
8+++●++++


白番


本当にいい勝負ですよね。


ここでまたまた形勢が分けです。笑




対局中はー10くらいの感覚で打ってましたが・・・



ここで勝負手g2を打ってきました(+0→ー2)



僕も残り時間を既に2~3分の状態で、このまま無難に競ってても、35石以上とれないと思い、すかさずg7を打ちました。(+2→ー8 爆)



h8とったら、右上連打しますよっていう完全な脅しですね。



その一方でa4きたら、a5で切り替えして、ホワイトライン通しにかかろうと思ってました。



その通り進むと・・・予想外の自体が2つも発生しました。



かといってg7打つ時点でそこまでちゃんと見る時間の余裕もなかったのでこれは仕方ないと思ってます。



\ABCDEFGH
1+●●●●●++
2++●◆○○○○
3○○◆●●○○○
4○◆●●○○●○
5★◆◆◆○●●○
6●●○○●●●○
7++○●●●●+
8+++●++++



うおおおおおお。c5まで返るので、a7ときりかえされたらラインが簡単に切られます。


そしてもうひとつd5まで返してしまってました。


つまり。右上の連打は成立しません。普通にh8ととられてh7ともぐっても、g列が白くならない限り・・・




負けを悟りました。


\ABCDEFGH
1+●●●●●++
2++●●○○○○
3○○●●◇○○○
4○●●◇○○●○
5◇●◇●○●●○
6◇◇○○●●●○
7☆+○●●●●+
8+++●++++



ここでb2と打つつもりでしたが、ラインも切られたことと、b2→c8→h1→h8でもう完全にとどめさされて何も起こりません。



h1からせめて、g1おいてきたらh7と置いて、左下のa1きた瞬間にa2ともぐり、左下の凸形を連打するためにb8という筋しかない!と判断しました。



勝負のh1!!何か起これ!!



\ABCDEFGH
1+●●●●●+★
2++●●○○◆○
3○○●●○◆○○
4○●●○◆○●○
5○●○●○●●○
6○○○○●●●○
7○+○●●●●+
8+++●++++



白番




ここで僕に運が味方しました


?お互いの時間が2分をきっていたこと。


?Cラインが偶然とおっていてg1以外におこうという気持ちをおこさせたこと


?二段へのプレッシャー


?観戦者が多くいたことによるプレッシャー


?もし僕が黒b2と打っていたら白c8が有効手(むしろ最善手)であったこと。



h8と打たれても、g1と打たれても足りないと思ってました。


ここでまさかの形成大逆転となるc8と打ってきました!


逆転は悟りました。


ただ、35石以上の勝ちかどうかに足りるかどうかはわかりませんでした。


c8→h7→g1→b2→h8→g8と進みます。


たぶんc8と打ったことには、ある1手を見逃したからだと思います。



\ABCDEFGH
1+●●●●●○●
2+●●●○○○●
3○●●●○●○●
4○●●○●○○●
5○●○●○○●●
6○○○○○○●●
7○+○○●●◆●
8++○●++★○


白番


ここでのf8に対してe8と応じれば確かに偶数理論は継続されます。


しかし、f8にはb8という手がありました。


たぶんこの1手の存在を見逃していたんじゃないかと思います。


よって白はe8とせねばならず、黒がf8ともぐり逆偶数理論成立です。


a1→a2→パス→a8→パス→b8→b7で終局でした。




足りてくれ!!


\ABCDEFGH
1○○○○○○○●
2●●●●○○○●
3●●○●○●○●
4●●●○●○○●
5●●●●○○●●
6●○○●○○●●
7●○○○●●●●
8●●●●●●●○




37だ!っていう声が聞こえてきたので、とりあえず喜びました!(盤面は38ー26)


結局、自分で数えるまで、何がなんだかわかりませんでした。


実はこの流れの中で恐ろしいことが起きていました。



「石が1石ほど力強く返しすぎて、1回転して元の色に戻ってたよ」


・・・返したはずの石が1回転して元の色に戻ってたため38-26の局面ですが、37石でした。


これが35-29の局面で、1石が1回転した影響で盤面34-30になっていたら、1回転返しによる僕の分け負けで優勝を逃すという素晴らしく悲しい悲劇が待っていました・・・




2局とも単なる棋譜としての内容は本当にひどいものです。


いつもの力のどれくらいを出し切れていたのか疑問が残るほどひどいものです。


それでも2局ともお互いが残り時間10秒ほどになるまで力を出し切ってました。





事前に相手がある程度わかっていること、1局目の結果を気にして、2局目の駆け引きをしなければならないという点で、これまでのどんな対局よりも熱いものがありました。



そして前からわかってることですがO澤くんはとっても強かった。



試合の9割方は押されてました。



ただ1つ、2局ともにおいて、勝負どころでとどめの1手が打てなかったこと、それだけでした。



グラチャンの決勝で、しかも二段がかかっているという状況の中でのプレッシャーがこちらにうまく作用してくれ、こちらに優勝が滑り込んできました。



今回のような場面での経験はそうそうあるものではなく、来年のO澤くんは今回を糧にして、より一層パワーアップするんじゃないかと思います。



唯一の二段者が優勝したのだから妥当な結果と思われているのかもしれませんが、僕は本
当に運がよかっただけです。





こうして我が家に3つ目のトロフィーがやってきました。



通算で6回目の優勝でした。



来年からは優勝できる機会どころか、優勝争いをできる機会すらも段々と減っていくと思うので、頑張らないといけませんね。



そして是非とも来年はインターミディエイト部門に本格的に参戦して、3年連続のグラチャン優勝は狙えるものなら狙いたいです。



品川ニューイヤーズカップはまだ未定です。



しばらくまた休養して神奈川名人戦からの参戦かもしれませんし、品川ニューイヤーズカップから参戦かもしれません。




次回は1年間の成績等を軽く整理します。




グラチャンは去年のように2試合合計の勝敗を1試合分としてみなすではなく、今年に関しては2試合で1-1なら1-1として扱われているのかな?


それによって少し勝敗が動きそうです。


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コメント
この記事へのコメント
優勝おめでとう!
優勝おめでとう!
ビギナーから順番に、2年連続で2部門を制覇するって、いろんな意味ですごいですね。
来年は四段になってしまわないよう調整(?)しつつ、インターミディエイト制覇目指して頑張って下さい。
2007/12/23(日) 14:09:09 | URL | nakaji #EBUSheBA[ 編集]
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